お菓子とデザートは、そもそも錯視のような楽しさを与えてくれる食べ物だ。そこを見事に組み合わせてきたのにはヤラレタという印象だ。個人的に錯視のプロジェクトをやっていたこともあり興味深く見ていたが、審査員全員の評価も高かった。いままでも3Dプリンタによるお菓子やデザートの出力はあったが、実際にレストランで供したり、製品化も視野に入れている点も評価できる。子供が作るキットなども楽しそうだ。
(遠藤諭 委員長/株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員/MITテクノロジーレビュー日本版 アドバイザー/ASCII STARTUPエグゼクティブ・アドバイザー)