WHITEROOM by Nangokrstudios
会社名:南国アールスタジオ株式会社
設立:2020年1月
代表取締役:秦 勝敏 
会社HP:https://nangokrstudios.jp/
WHITEROOMウェブサイト:https://whiteroom.business/
Contact: support@nangokrstudios.jp
担当者:キルパチ・アンドレイ
役職名:エバンジェリスト、エンジニア
自己紹介:
初めまして、アンディーです!ロシア出身ですが、日本で大学を卒業し、現在南国アールスタジオにてエンジニア、及びWHITEROOM担当エバンジェリストを担当しております。活動として、WHITEROOMの使い方や複合現実の応用について、セミナーなどを実施しています。テクノロジーの社会的インパクトに関心があり、複合現実に限らず、様々な技術を生かし、多様な人のエンパワーメントに貢献できることを目標としています。 よろしくお願いいたします!
好きな動物:ダックスフンド
最近のマイブーム:クロワッサン作りに挑戦

「WHITEROOM」

WHITEROOMはMixed Reality技術を活用した遠隔会議システムです。​HoloLens 2およびiOS端末で利用可能で、ネットワーク環境があればどんな場所からもアバターとして会議に参加できます。会議にログインすると普段PCで使用している3Dモデル・Officeファイル・PDF・画像・動画などのデータがまるでSF映画の様に現実の空間上にホログラムとして表示され、遠隔地から参加する人もアバターとなって同じ空間に出現します。さらにボイスチャット機能を組み合わせる事で臨場感のあるコミュニケーションが体験できます。またVR会議システムとは異なり、現実空間に重ねるように情報を表示できるので、CGデータと現実のものを比較したり現場の様子を確認したりしながら会議を進める事ができます。WHITEROOMを使えばあなたの職場と家、会議室と現場、人と人を距離や時間を超えて一つにつなげます。

- 『WHITEROOM』という技術名の由来は?      

アートの分野で白い箱(White Cube)を使って作品を作ることがあります。『WHITEROOM』にそのイメージを持っていただき、クリエイティブなアイディア、商品、ソリューションを生みだす場として、活用してもらいたいと思いつけました。 “ROOM”ですので、複数の人が集まり、コミュニケーションをとりながら、作品を作り上げる、そんなことが可能です。

- WHITEROOMを使うメリットは?

WHITEROOMのメリットは大きく3つに分けられます。

①MRを使った新しい体験:
その場にない(または、アイデア段階の)商品を3Dモデル化し、共有して、デザインを話し合うことができます。サイズを数字でなく、「見て」確認したり、パーツ毎に分解したり、未来の街を想像しジオラマを創ったり。MR技術のメリットを活かし、リアルより内容の濃い話し合いができます。

②会議・打合せに必要なものがそろっている:                                3Dモデルはもちろんのこと、普段使われているPowerPoint、Word、Excel、動画など、さまざまな資料を空間にホログラムのように出して、参加者と共有ができます。その場でアイデアを3Dペンで描いたり、音声入力の文字起こし機能で、議事録作成の手間も省けます。もちろん、セキュリティ対策も万全です。

③コロナ禍でも密な議論:                                         ホワイトボードを囲んで、みんなでアイディアを出し合うことは、今の時代は難しくなってしまいました。海外出張もできません。遠隔会議システムがあるけれど、WEB会議はリアルに比べて制約が多い。しかし、「WHITEROOM」のリアルアバター機能を使えば、本人のアバターが空間上に現れて、あたかも対面するような体験が可能です。アバターに声をかければ、振り向いてくれて、目と目があい、会話できます。その人が自分と同じ空間を共有しているという感覚が得られます。その認知的なパワーによって、出張しなくても、海外のクライアントなどと、あたかも対面のような質のミーティングができます。ホワイトボードを囲んでアイディアを出し合えます。密も怖くありません。実際に、商品・サービス開発の上流工程で「WHITEROOM」を活用し、遠隔でブレインストーミングを行っていただいているお客様もいらっしゃいます。

 

- 教育現場での取り組みとは?

MR技術を教育現場へ導入する取り組みを現在積極的に推進しております。通常のデジタル教材ですと、テーマごとにアプリケーションが用意されることが多いですが、「WHITEROOM」を活用すれば、アップロードする素材を入れ借ることで、様々な課題にノンコードで対応が可能です。さらに、これらの取り組みを洗練化し、教材パックのような形にできれば、質の高い教育コンテンツを様々な教育現場で利用することも可能になるかもしれません。このようにMR技術を使い、授業内容の理解度を深める取り組みを進めております。よい事例を作成し、より多くの教育現場で利用していただけるようWHITEROOMをアップデートさせていきたいと考えております。

-「WHITEROOM」の今後の課題とは?

  • 現在、対応している端末はiOSとHoloLensのみであることです。Oculusなど他のHMDでも対応できるように改良していく予定です。
  • 今利用していただいている企業はメーカーやIT企業など、MRを理解し3Dモデルを使いこなせるような企業が多いですが、この技術はリモートで行う授業や診療、研修や営業など様々な場面で利用できます。MRの取り組みとの関連の薄いオフィスワーカー等の業種の方にも広く知っていただくことが課題です。

 

– 将来の「南国アールスタジオ」の姿とは?

「WHITEROOM」は全て自社で開発している技術を使用しています。まだ社員数も少なく大きな夢を語るには早いかもしれないですが、自分達が開発した技術を世界中の人々に提供し、使ってもらえるような会社にしたいです。

ーインタビューを終えてー 

ウェブ会議の代替システムと捉えるより、新しい「場所」を提供してくれるシステムと言う印象でした。新しい「職場」や「教室」など、「色々な人が集まる場所」。リアルで集まる以上のメリットを提供し、ユーザーの使いやすさにもこだわっている技術です。近未来的でワクワクするコラボレーションシステム「WHITEROOM」を皆さんにも体験してほしいと思いました。

DCEXPO 2021では「WHITEROOM」を実際に体験できます! 

DCEXPO2021では、TechBiz採択8社の技術が一度に体験できます。

また、今すぐ詳細を知りたいという方は、https://whiteroom.business/からお問い合わせください。

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