経済産業省 令和6年度コンテンツ海外展開促進事業
(コンテンツ海外展開のための官民連携体制構築事業 )
TechBiz2024支援対象者決定のお知らせ
この度、応募された技術の中から厳正な審査により、以下の7件が「TechBiz2024」における支援技術として採択されました。
これらの技術は、国内外の先端コンテンツ技術とクリエイターや開発パートナーのマッチングの場である「INTER BEE IGNITION X DCEXPO」(会期:11月13日(水)~15日(金))に出展し、国内外へ向けた英語ピッチも実施する予定です。
皆様ぜひ「INTER BEE IGNITION x DCEXPO」にご参加いただき、ビジネスや連携、共に海外に展開する機会等を見つけていただければと思います。また、これらの技術を今すぐ知りたい、体験したい、活用したい、提携したい、一緒に海外に展開したい等、ご関心ある方は是非TechBiz2024事務局 techbiz@dcaj.or.jp までご連絡ください!
AutoVRは、自動車販売店向けにVR技術を用いた支援サービスを提供する企業です。主にトヨタ販売店が直面する課題に対し、展示車や試乗車の不足、人手不足、業務効率化などをサポートします。具体的には、高品質な3Dモデルを活用し、店舗での商談において車両の内外装やオプションを視覚的に提案することが可能です。これにより、顧客はより具体的な購入検討ができ、販売店は商談の効率を高めることができます。また、ヒートマップ機能を用いて顧客の関心をデータとして可視化し、商談管理システムと連携することで、よりパーソナライズされたサービスを提供します。さらに、オンライン商談機能や3D動画生成機能もあり、顧客の購買意欲を高める多様なツールを提供します。AutoVRは、VR技術を駆使して自動車販売店の業務改善と収益向上を目指しています。
NFCを活用したアイテムと顧客の紐づけ技術XRT(XR Terminal)で、企業と顧客における信頼関係の構築を目指します。
現在、コンテンツホルダーは2つの重要なテーマとして、コンテンツの「価値の最大化」と「価値毀損の最小化」を抱えています。
私達は、ユーザー主体でコンテンツの真贋判定とコレクション管理をする技術XRTにより、このテーマを支援・解決しています。具体的に、XRTは以下の2つの価値を提供します。
①真贋証明による海賊版によるコンテンツ価値毀損を防ぎ、一次流通の機会拡大・二次流通の収益確保だけでなく、顧客との信頼関係を守ります
②追跡技術による所有情報で、パーソナライズされたレコメンドやロイヤルユーザーへの個別サービスなど付加価値を提供します
私達はコンテンツを軸に所有と信頼(ロイヤリティ)情報の基盤を構築し、AIを活用したレコメンドやメタバースへと展開を行っていきます。
香りの特殊効果演出として、ホールや劇場などの大空間の客席最終列にもすばやく香りを拡げ充満させ、不要な場面では残香を素早く解消するこれまでになかった世界初の機器を、2018年開発、日本国内にてリリース。これまでに200超の演出事業と販売実績があります。ライブ現場技術のスペシャリストが社内に揃っていることが強みであり、機器はDMX512信号規格を採用し、照明・音響・映像・その他の特殊効果演出などとプログラム同期ができること、イベントの進行といかにタイムラグなく香りを会場に拡散させ、必要ないシーンでは香りが消えているといった大空間での香りのコントロールを行うことが機器の独自性と新規性です。さらに香り(香料)も全てオーダーを受け自社で内製。今後はこの機器を海外仕様として新たに刷新、海外の代理店が使用しやすいように本体の他にオプション品等も充実させて海外展開予定です。
空間認知障害を抱える移動が難しい人を育てたトレーニング技術から生まれた音声による移動支援システム。スマホとイヤホンがあれば利用できます。
相手のことを想い、寄り添いながら移動支援をしていく人間拡張技術「LOOVICナビガイド」。みずからの立ち位置から見える景色で案内されるため、ディスプレイに視覚を奪われることがなく、提供する側の生声の言葉のヒントを元に、周囲に配慮しつつ移動を実現します。音声を発信する場所と提供者を固定しているため、なりすましの心配なく安心して身を任せられ、利用者には視野が広がる気づきと、おもてなしに感じられる優しいUXを提供します。特定の対象者に対してモチベーションを提供し、移動する喜びを提供することだけでなく、利用者にとって危険と感じられる情報の安全支援をお届けする事ができます。さらには、提供する人のみが知るファンマーケティングの要素も含まれる広がりのあるサービスです。
本技術には、様々な用途があり、移動時のモチベーションを提供するコンテンツを提供することと、移動時に必須となる熱中症特別警戒アラートや、その他災害情報などを提供し、最も近い避難場所への音声を用いたベクトル情報にて移動のゴール地点を変える誘導を行うこと、さらには、当事者にとって危険と感じられる場などで安全支援をする事ができます。
呼吸するクッション「fufuly」は、呼吸誘導型のロボットクッションです。東京大学 大学院新領域創成科学研究科が行っている呼吸や休憩に関する研究をベースに、まるで呼吸をするように膨らんだり縮んだりするテクノロジーを活用し、博報堂、JT、ユカイ工学が共同開発いたしました。生物が持つ「呼吸の引き込み現象」に注目し、クッションの伸縮から、抱えるだけで無意識に呼吸のリズムと深さの両方が同調される仕組みをプログラムに取り入れました。
研究によると、ロボットの動きに合わせて、呼吸のリズムと深さが誘導されることが確認されています。
fufulyがまるで生き物が呼吸するように伸縮し、抱えるだけで自然と呼吸のリズムと深さの両方が同調されるので、心を落ち着かせたり、タスクパフォーマンスを上げたりすることが期待できます。