経済産業省 令和4年度コンテンツ海外展開促進事業
(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)内
デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)連携事業
<TechBiz2022>における支援対象者
決定のお知らせ
この度、応募された技術の中から厳正な審査により、以下の8件が「TechBiz2022」における支援技術として採択されました。
これらの技術は、国内外の先端コンテンツ技術とクリエイターや開発パートナーのマッチングの場である「INTERBEE IGNITION X DCEXPO」(会期:11月16日(水)~18日(金)、に出展し、国内外へ向けた英語ピッチも実施する予定です。
皆様ぜひ「INTERBEE IGNITION x DCEXPO」にご参加いただき、ビジネスや連携、共に海外に展開する機会等を見つけていただければと思います。また、これらの技術を今すぐ詳しく知りたい、体験したい、活用したい、提携したい、一緒に海外に展開したい等、ご関心ある方は是非TechBiz2022事務局 techbiz@dcaj.or.jp までご連絡ください!
<採択者一覧(順不同)>
【1】株式会社アロマジョイン「デジタル香りデバイスAroma Shooter®及び香り動画配信プラットフォームAromaPlayer®」
当社では、香りが残らず映像や音響に合わせて、香りの瞬間切替提示が可能な香り制御装置(製品)「Aroma Shooter®」に加え、既存の映像や音響コンテンツに香り再生信号を同期し、再生時に香り付きの映像や音響コンテンツが楽しめるサービス(アプリ)「AromaPlayer®」を提供、従来の視聴覚コンテンツに比べ、高臨場感、高没入感、高実在感が得られる香り動画配信・共有サービスにより、感性豊かな香り情報通信社会と文化形成を目指しております。
将来的には、視覚における3原色のように、嗅覚の機能受容体遺伝子(396個)を模した396種類のベースとなる香りで人間が体感できるあらゆる香りの再現を目指します。また、AromaPlayer®においては、既存の動画配信サービス(YouTube、Netflixなど)との連動も可能にします。
【4】株式会社DENDOH 「メタバース用アバター作成サービス『molz』」
「molz」はメタバース用のアバターを作成できるサービスです。エンドユーザー向けにアバターの作成・編集・ファッションアイテムの課金、それらの管理が行えるシステム「molz Hub」と、メタバース空間を提供する企業が自社メタバースサービス内でアバターメイク機能を使えるようにするシステム「molz SDK」の2つのシステムで構成されます。
「molz」はアバター作成ツールとして、アバターを自由にカスタマイズできる機能、生き生きとしたアバターの表情の再現技術や独自アニメーション技術の他、それらをシームレスにメタバース空間へ転送する技術によって構成されています。また今後は「なりたい自分をアバターで表現できる」というユーザー体験を実現するために、公式アイテムのほかユーザー自身がオリジナルアイテムを制作し販売できる機能を追加することで、ユーザーと一体感のあるサービスを実現します。
【5】株式会社ワンアーカー 「AI技術を活用したオンラインダンスレッスンサービス『iNSYNC』」
iNSYNC(インシンク)は世界中のダンスインストラクターと生徒を繋げ、遠隔でもリアルと同等以上にダンスを楽しみ上達できるようになるオンラインダンスレッスンサービスです。
生徒はAIを活用したモーションデータの分析によりお手本と自分のダンスのシンクロ率や差異が大きいポイントを自分で確認しながらセルフトレーニングすることができるようになり、インストラクターは空き時間で生徒から提出された練習動画にフィードバックを返すことで今までリモートでは伝えきれなかった自分のスキルを伝えたり、それをお金に変えてゆくことが可能になります。
【6】株式会社ジョリーグッド「医療VRセルフ制作システム・VR閲覧共有プラットフォーム」
①セルフVR制作システム「オペクラウドVR」
熟練医師の⼿技を始め、第⼀助⼿やベテラン看護師、メディカルエンジニアなど治療現場にいる専⾨スタッフの視野を、常設された⾼精度な360度VRカメラで撮影し、同時にデータ蓄積管理を⾏うシステムソリューションです。緊急性の高い症例や不測時の事態であっても撮り逃さず、医療従事者自らがVRコンテンツの教材制作を行うことができます。
②医療ヘルスケアVR共有プラットフォーム「JOLLYGOOD+(ジョリーグッドプラス)」
医療福祉分野に特化した、教育・支援・デジタルヘルスの様々なVRコンテンツが体験し放題の総合プラットフォームです。いつでもどこでも当事者目線でVR教育を体験することができ、参加者全員のゴーグルの動きをトラッキング・解析することでVR内行動解析を行うことができます。
iOSで自撮りをするだけで、3Dモデルへのリアルな振り付け・音声付けによるアバター動画生成を簡易・効率的に行う技術(アプリ)。3Dモデルに編集ソフトで動き付けをする場合に比べ、大幅に工数を削減可能。かつ、演者の動きと音声を同時にキャプチャするため、口の動きを含む動作と音声が同期しリアリティの高いアバター動画となる。
アプリケーションへ応用する例の一つとしては、その要件(例:ゴルフ向けアプリであれば「ナイスショット!」等の音声とそれらしい振り付けをした動画)に合わせて複数作成しておき、かつユーザー入力等の条件ごとに、対象の動画を出し分けるようロジックを組み込むことも可能。また、無音で汎用的な外観と振り付けでアバター動画を作成し、別撮り済の音声を組み込むことも出来る(別途動画編集ソフトを利用)。これによりアバター動画作成の工数を抑えつつ複数のユースケースに対応することが可能。
デジタル鎮痛アプリ XR Therapyは、VRを装着しながら治療を受けることで、痛み・不安を軽減します。
ただVR映像を見るだけでなく、自律訓練法や漸進的筋弛緩法をなどを組み合わせることで、能動的なVRディストラクション(VRを見ることで痛み・不安を軽減する手法のこと)を実現しています。
痛みや不安の伴う治療・検査であれば様々な診療科目で使用可能だが、メインターゲットはコンビニよりも多い歯科と、近年市場が伸びてきている医療脱毛です。
例えば歯科において痛みや不安を軽減するためには、静脈内鎮静法や笑気ガスが用いられてきました。しかし、意識が覚醒するための時間が必要であったり、自費で高額な医療費を支払う必要があるのなど、医療機関・患者ともに課題があります。それらをVRで置き換えることで、安価にスピーディーに副作用もなく、痛みと不安の軽減を図ることができます。また、治療中の痛み・不安の軽減だけでなく、慢性疼痛や認知症の患者においても試験的に展開しており、様々な痛み・不安の軽減を図ります。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)