株式会社アロマジョイン「Aroma Shooter®」

担当者：金東煜（キムドンウク）
役職名：代表取締役社長
自己紹介：2009 年 3 月、北陸先端科学技術大学院大学（JAIST）知識科学研究科博士後期課程修了（嗅覚ディスプレイ専攻、平成 20 年度修了生代表、優秀修了者表彰状受賞）。2009 年 4 月-2014 年 3 月、国立研究開発法人情報通信研究機構（NICT）多感覚・評価研究室研究員（嗅覚ディスプレイの研究開発に従事）。2012 年 10 月、株式会社アロマジョイン設立代表取締役社長に就任。博士（知識科学）

好きな活動：妄想、我流インスタントラーメン、ショートツーリング、バタフライスイミング

「デジタル香りデバイスAroma Shooter®及び香り動画配信プラットフォームAromaPlayer®」

当社では、香りが残らず映像や音響に合わせて、香りの瞬間切替提示が可能な香り制御装置（製品）「Aroma Shooter®」に加え、既存の映像や音響コンテンツに香り再生信号を同期し、再生時に香り付きの映像や音響コンテンツが楽しめるサービス（アプリ）「AromaPlayer®」を提供、従来の視聴覚コンテンツに比べ、高臨場感、高没入感、高実在感が得られる香り動画配信・共有サービスにより、感性豊かな香り情報通信社会と文化形成を目指しております。将来的には、視覚における3原色のように、嗅覚の機能受容体遺伝子（396個）を模した396種類のベースとなる香りで人間が体感できるあらゆる香りの再現を目指します。また、AromaPlayer®においては、既存の動画配信サービス（YouTube、Netflixなど）との連動も可能にします。

– 草原で寝転んだ時の草の香りを表現

映像にあわせて香りを演出できます。雨が降ったあとの砂漠のにおいや、自分が小さくなって芝生の中を歩くと森の香りがしたり。”嗅覚”という感覚を新たに加えると、今までの映像が全く新しい体験に変わります。VRを利用すればさらに”没入感”が得られます。米国 Positron 社は、Premium Cinematic VR（プレミアム VR シネマ）でAroma Shooter®を採用しています。また、米国のヨセミテ国立公園のヨセミテ映画館で常設展示など、Aroma Shooter®はさまざまところで使われています。

– 香るサイネージ

香水のサイネージをタッチすると、その香水の香りを嗅ぐことができます。通常のアロマディフューザーと違い、香りが残らず、次の香りをすぐに楽しめます。香水、化粧品、石鹸、洗剤、柔軟剤、食品、飲料などのフレグランス製品を提供する店舗で使ってもらっています。コンビ二でバナナの香りを出すサイネージを設置したらバナナの売り上げが上がるなど、香りは購買意欲を刺激します。美味しい匂いにつられて飲食店にふらりと入るように、アロマのサイネージで集客力を高められます。

– 「香りコミュニケーション」40年計画

子供の頃、母が言った「カラーテレビが出たのだから香り付きテレビもでるのでは？」という言葉をきっかけに、数十年香りの研究から嗅覚ディスプレイの開発・製品化を目指していました。今後は香りディスプレイを多くの方に広め、身近なものにしていくことを目指しています。そして将来は人間が知覚できる全ての香りの再現を実現し、テレビの映像のように香りがリアルタイムで再現できる世の中を目指していきます。

ーインタビューを終えてー　

アロマと聞くとなんとなくいい香りを思い浮かべましたが、Aroma Shooter®を開発されたドンウク氏は全ての香りを再現することを目指す、という目標をお持ちでした。香りがどれだけ人を惹きつけるか、忌避されるか、人間の嗅覚を刺激する技術がどこまで進むか楽しみです。個人的には森の中を歩くような映像で森林浴ができるといいな、と思っています。皆さんはどんな映像を香りと共に体験してみたいでしょうか。

株式会社アロマジョイン

INTERBEE IGITION x DCEXPOでは「Aroma Shooter®、AromaPlayer®」を実際に体験できます！

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