経済産業省 令和3年度コンテンツ海外展開促進事業
(コンテンツ関連ビジネスマッチング事業)内
デジタルコンテンツEXPO(DCEXPO)連携事業
<TechBiz2021>における支援対象者
決定のお知らせ
この度、応募された技術の中から厳正な審査により、以下の8件が「TechBiz2021」における支援技術として採択されました。(それぞれの技術の詳細はこちらをご参照ください。)
これらの技術は、国内外の先端コンテンツ技術とクリエイターや開発パートナーのマッチングの場である「デジタルコンテンツEXPO2021(DCEXPO)」(会期:11月17日(水)~19日(金)、「Inter BEE 2021」 と同時開催)に出展し、国内外へ向けた英語ピッチも実施する予定です。
皆様ぜひ「DCEXPO 2021」にご参加いただき、ビジネスや連携、共に海外に展開する機会等を見つけていただければと思います。また、これらの技術を今すぐ詳しく知りたい、体験したい、活用したい、提携したい、一緒に海外に展開したい等、ご関心ある方は是非TechBiz2021事務局 techbiz@dcaj.or.jp までご連絡ください!
<採択者一覧(順不同)>
WHITEROOMはMixed Reality技術を活用した遠隔会議システムです。
HoloLens 2およびiOS端末で利用可能で、ネットワーク環境があればどんな場所からもアバターとして会議に参加できます。会議にログインすると普段PCで使用している3Dモデル・Officeファイル・PDF・画像・動画などのデータがまるでSF映画の様に現実の空間上にホログラムとして表示され、遠隔地から参加する人もアバターとなって同じ空間に出現します。さらにボイスチャット機能を組み合わせる事で臨場感のあるコミュニケーションが体験できます。またVR会議システムとは異なり、現実空間に重ねるように情報を表示できるので、CGデータと現実のものを比較したり現場の様子を確認したりしながら会議を進める事ができます。WHITEROOMを使えばあなたの職場と家、会議室と現場、人と人を距離や時間を超えて一つにつなげます。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)
【2】株式会社Spacial 「空中立体結像装置(Spacial)」
画面の中ではなく、画面の外に飛び出たように見えるホログラムの様な表示が出来る空中立体結像装置(Spacial)を開発しました。従来の様なLEDが高速回転しているものとは違い、立体3Dで触っても危険性もなく移動も可能です。触ったときに触感を発生させるオプションも追加できます。しかも従来では難しかった複数ユニットでの移動も可能で複数キャラクターのユニットライブも可能です。大きさについても、人間大サイズの表示も実証が済んでいます。3DCGでも実物でも表示することが可能で、横方向なら無限に、縦方向と奥行き方向にも拡張、移動表示が出来ます。複数人でも視聴が可能でHMDやヘッドセットなどをつける必要もありません。街頭の広告や3Dキャラクターのライブパフォーマンスなどにうってつけの技術です。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)
【4】mplusplus株式会社「リアルタイム映像転送による無線LED制御システム(仮)」
当社はLEDを使った衣装、世界初のLEDフラッグなど舞台で使用するLED演出物のシステム開発や、それらを使った演出を行っています。コロナ禍によりオンラインライブの需要が高まり、遠隔にいる観客のコメントやリアクション映像などをリアルタイムに演出に利用したいというクライアントからの要望が増加しました。これまでのシステムでは、プリプログラミングされたデータを再生することしかできず、また、映像を無線で伝送することができる従来の製品の多くは複数の無線映像機器を精密に同期させることが難しく、当社がこれまで行ってきた100人でのLEDパフォーマンスのような大規模演出には対応できませんでした。この問題を解決する新システムをDC EXPO 2021にて発表予定です。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)
【5】Holoeyes株式会社 「Holoeyes Edu」
VRヘッドセットとコントローラーを用いて3次元空間に線を引く、指差しをする、そして喋って解説し、その3次元の動きと音を記録し、スマートフォンにVRコンテンツとして配信することが可能です。VRコンテンツは、VR空間内で自身が動き回りながら、臓器の位置関係や実際の手術手順を、制限なく任意の視野で捉えられます。VRデータの内部に自身が入り込むことで、臓器や骨格、血管等を自身の身体を移動させながら位置関係を把握することができ、理解度が大きく向上、学習に要する時間が大幅に短縮します。スマートフォンと数百円のダンボールゴーグルがあれば、誰でもサービスを利用できます。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)
スマートフォンで写真撮影した画像データから3Dモデルを作成し、ARで表示可能なデータに変換、表示することができる技術です。3Dモデルの作成にはスマートフォンのカメラおよびセンサーを必要とし、iPhone(又はiPad)に搭載されたTrueDepthセンサー/LiDARセンサーを利用します。実際の商品をカタチスペースの撮影アプリで撮影をすると3Dが生成されます。写真から生成した3Dモデルを編集し、AR画面上で大きさの微調整をすると、実際の商品と同じサイズのARが簡単に作成、誰にでも共有が出来るサービスです。なお、この3Dモデル編集技術と、AR画面上で大きさの調整が出来る技術に関しては現在特許を申請中です。また現在複数の写真データから3Dモデルを作成する機能を開発中であり、将来的にはすべてのスマートフォンで3Dモデルを作成可能にします。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)
【8】株式会社パリティ・イノベーションズ「空中映像用結像光学素子(パリティミラー®)」
当社は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した二面コーナーリフレクタアレイを実用化させるために設立されたNICT発ベンチャーであり、NICT特許の独占的通常実施権契約を締結しています。そして当社が開発した“パリティミラー®”は液晶ディスプレイなど映像ソースの上に置くだけで、その映像ソースをそのままフルカラーで歪みなく空中に浮かび上がらせる世界初の結像光学素子です。パリティミラーにより表示された空中映像は裸眼で観察でき、特殊なメガネやヘッドマウントディスプレイの装着を必要とせず、従来の立体ディスプレイでは必要であった映像ソースへの特殊な編集・変換作業も必要としません。さらに、センサーと組み合わせることで、空中に表示させた映像に指でさわって操作できる「エアスイッチ」や「フローティングタッチディスプレイ」を実現しました。(参考動画は画像をクリックするとご覧いただけます。)